☆選手別総括・投手(1)
・九里
シーズン通してローテーションで投げ抜き、13勝を挙げて最多勝を獲得。この人が毎年故障知らずで投げているおかげでローテが回っていると言っても過言ではなく、その貢献度は大きいです。オフにはFA権を行使せず残留を表明。来季も当然ローテーションの軸として期待がかかります。
・大道
シーズン当初はリリーフ、途中からは先発として投げ4勝3ホールド。ルーキーとしては一定の成績を残したと言えるでしょう。
・森浦
ルーキーながら54試合に登板しチームトップの17ホールド。貴重な左腕リリーフとしてフル回転しました。
・大瀬良
途中コンディション不良で戦線離脱しながら、後半は安定して試合を作り二桁勝利。流石エースというものを見せてくれました。オフにはFA権を行使せず残留を表明。当然来季もエースとして二桁勝利の期待がかかります。
・森下
シーズン通してローテーションで投げながら8勝止まり。ルーキーだった昨年の圧倒的なピッチングが見られなかった感はありますが、それでも大きく崩れることがなかったのは流石と言えるでしょう。
・野村
8試合に登板し未勝利、防御率6.31。まだ老け込むような歳ではないですが、長いイニングを投げることは期待できそうになく、先発投手として正直厳しい印象。実績は十分なだけに復活を期待したいところですが……。
・栗林
ルーキーながら37セーブ、防御率0.86と圧倒的な成績を残し新人王を獲得。セーブ機会での救援失敗ゼロ、五輪での活躍など鮮烈な印象を残しました。確固たる抑えがいることがこれほど心強いことだとは……。
・中崎
交流戦中に満を持して一軍昇格しましたが、結果を出せませんでした。実績は十分なだけに復活を期待したいところですが。
・薮田
今季は1試合に先発したのみ。制球難は相変わらずでした。個人的にまぐれで15勝はできないと思っているのですが、その後の不振はもどかしい限りです。来季は正念場でしょう。
・中田廉
23試合に登板したものの防御率4.74ではかなり物足りません。中崎もそうですが、このあたりの数年前にブルペンを支えたリリーフ陣が軒並み活躍できなくなったのがチームにとっては大きな痛手になっています。
・床田
前半戦は不振も、後半になって安定したピッチングで白星を重ね5勝。左腕エースとして来季も大きな期待がかかります。
・ケムナ
40試合に登板したものの防御率は前年から悪化。勝ちパターンを担ってほしい存在ですが現状ではまだまだでしょう。
・高橋昂
ブレークの期待がかかったシーズンでしたが5勝で防御率5.28と物足りない成績。とはいえまだまだ若いので今後の成長に大いに期待したいところです。
・塹江
51試合に登板し防御率4.25は昨年と似たような成績。せめて防御率が3点台になってくれればと思うのですが。